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「気づき」に気づく

「気づき」
それまで見落としていたことや問題点に気づくこと。
「小さな気付きが大発見につながる」「日々の気付きが成長をもたらす」「生徒の気付きを促す」
と辞書にあります。

カラフルに勤めて約2年半。
振り返ると、この言葉の意味を知ることが出来たことが一番印象的です。

幼い頃から、「勉強」「部活動」「習い事」をしてきましたが、どれも教科書や参考書を読んで暗記したり、人がしていることを見て真似るなど、覚えることに一生懸命になっていました。

皆が知っているのに、私が知らないという事は「恥ずかしいこと」「皆より遅れている」と思っていました。

毎日がそれのほぼ繰り返しで、知識を詰め込むことに満足していて、自分のことを振り返ってみたりすることなどありませんでした。

「気づき」って何だろう?

カラフルで勤務するようになってから、「気づき」という言葉を毎週のように聞いていました。
私のこれまでの「気づく」という意味は、「道端に花が咲いているのに気づく」とか「ゴミが落ちているのに気づく」という意味でしかありませんでした。

なので、「気づき」って何?と意味が分からないまま仕事をしていました。

いつのことか自分でも覚えていませんが、「気づき」の意味が分かりました。

自分が思う「気づき」とは、自分が「どうして?」「何でそういうことをする必要があるの?」とちんぷんかんぷんで分からないことを、誰かに教えてもらうのではなく、時間がかかっても「あ!そういうことなんだ!」と自分の中にストンと腑に落ちること。

そして「気づき」を得る前の自分よりも、ちょっぴり成長できたなと嬉しく感じることかなと思います。

この意味が分かった時、知らなかったけど「恥」だと思わず、今知ることが出来て良かったなと素直に思えました。

例えば「遅刻しない」ということに対して、「朝、ちゃんと起きようと努力したけれども起きられなかったから仕方がないも~ん」「遅れると思ったけれど連絡するのが面倒で…」「朝、シャワーに入りたかったし~」などなど自分を基準に考えてしまうところ、次第に「自分が遅れると病気や事故で来られないのかな?と心配させてしまうことがあるんだな…今度から気を付けよう☆」と自分で考えて分かるようになることかな思います。

みんなにはキラキラ輝いて欲しい

生活訓練は2年、就労移行も2年と利用期間が決められています。

2年は、長いようで「あっ!」という間です。
みんなとずっと一緒にいたいのですが、制度上仕方のないことです。

最初は色々スタッフや周りの人から言われて「うるさいな~」「また同じこと言っているなぁ~」と思うかもしれませんが、失敗や成功体験を積み重ねていくうちに、何か一つでも気づきを得て、キラキラと輝いて欲しいと思っています。

ごあいさつ

2018年5月からブログを書かせて頂きました。
すぐギブアップするだろうなぁ~と思っていましたが、何とか今日まで続けることが出来ました。
毎回うんうん唸りながらも、利用者さんや自分自身のことをじっくり考えることが出来て有意義な時間でした。
有難うございました。

次回は他のスタッフが担当しますので、引き続いてお読み頂ければ幸いです。

最近「キュウリ」のまるかじりが美味しくてハマっているビジネススクールの支援員でした。