
ポジティブ心理学
カラフル・金沢の支援プログラムは、ポジティブ心理学を基盤に寄り添っています。
「ポジティブ心理学」とは、ペンシルベニア大学心理学部教授のマーティン・E・P・セリグマン博士によって創設された新しい学問で、個人の人生や個人の属する組織、社会のあり方が、本来あるべき正しい方向に向かう状態に注目し、そうした“ポジティブ”な状態を構成する諸要素について、科学的に検証・実証を試みる心理学の一領域です。
本来の「幸せ」(Happinessと区別して、Well-beingと呼ぶことが多いです)は、1つの尺度で定義できるものではなく、以下の5つの要素で構成されています。
ポジティブ感情(Positive Emotion)
どの程度、楽しく、前向きで、満足しているか
エンゲージメント(Engagement)
物事にどの程度積極的に関わっているか、夢中になって取り組んでいることがあるか
人間関係(Relationship)
よい対人関係がどの程度持てているか
意味、意義(Meaning)
人生の意味や意義をどの程度自覚しているか
達成(Achievement)
人生にどの程度達成感を感じているか