私の父は私が小学生3年生の時、夜間勤務の運転中に高速道路で事故を起こし足が不自由な身体障害者となりました。障害手帳をもって生活していましたが、父親は気丈な人で弱音を吐かず仕事に復帰し家族を支えました。
なので、私自身父親が障害者であると感じないまま大きくなりました。しかし、父親が一つだけ嫌がっていたことがありました。
それは葬式に参列することでした。不自由な足を延ばしたままで座り、みんなに迷惑がかかり障害者であると見られることでした。
世の中には生まれながらに障害がある方、人生の途中環境により障害ができた方も多くいます。
障害はその人自身にあるのではなく、その人の外部や周りにできるものです。歩くのが不自由、言葉が難しく理解できない、人が苦手でコミュニケーションがうまく行かない、不安を大きく感じる、妄想や幻聴が聞こえる、依存してしまう、発達に特性や遅れがある などなど。
その障害を和らげたり、克服していくのは、その当事者だけの課題ではなく、周りのあり方、環境、風土、サポートだと思います。
私たちBe.カラフルは、その人が持つ過去や今だけでなく、まだ見ぬ未来の秘めた可能性を信じています。
その人にある障害だけに目を向けるのではなく、障害の辛さや生きづらさを理解し受け止め、その人の内在する力やその人に関わる人や環境に目が注がれると大きく変化します。
その人の自分らしさが輝き、自分がありたい、なりたい自分となります。そして、その人の強みも弱みもそのままに受け入れられ、お互いが補完し合い、助け合い、学び合い、成長し合う幸せを感じることができるカラフルな世界を目指しています。
私たちBe.カラフルのスタッフは、みんな個性的でカラフルなメンバーです。一人一人が違っていいんです。 うまく行かないことの方が面白いし、楽しいんです。
私たちは、スタッフ同士、利用者さんと常に対話(コミュニケーション)し、協力(コラボレーション)し、成長(イノベーション)し、日々のWellbeingを共に感じていきます。