ゲームコースから学ぶ先入観

ここ最近、思ったことを一つ。

ビジネスコースには「ゲームコース」があるのですが、利用者さんが楽しくゲームをしている様子を見ていて、
「障がいがある方」とそうではない方の明確なボーダーラインなんて無いのでは?ということです。



私のいとこは「知的障がい」があります。
年齢は私より2つ上です。
私は幼少期よりそれを知っていたので、親戚が集まった時、いとこが意味不明な言葉を発したり、突飛な行動をしても、そういうものだという認識があったので、障がいに対しての偏見や抵抗は無く育ちました。



現在もいとこの事を親戚みんなで見守っています。

世間一般の人も、私と同じように、障がいのある方に対してそのように接しているものと思っていました。

ある日、カラフルに見学に来られた方の感想で、最初は全員利用者さんだと思わず、一般の人も混じっているのだと思われていて、普通に話しかけたりしていたのに、私が全員利用者さんであることを伝えると、「みなさんは本当に障がいがあるのですか?どう見てもそう見えないのですが…」と驚かれると同時に色眼鏡でみんなを見ているのがよく分かりました。




「障がいがある」
というだけで、印象が変わったり、どういうふうに接したらいいんだろう?と構えてしまう人が多いと思います。

確かに、私のいとこのように目に見えて障害があると、「障がいがあるのだな」と分かりますが、見た目だけでは分からない障がいは多くあるのです。
障がいがあるというだけで、私よりも素敵なところがたくさんあるのに、偏見を持たれるのはとても残念なことだと思いました。

確かに、障害者手帳の交付を受けたり障害者年金を受給しているということは、世間一般から「障がい者」であるという認定を受けていることだと思いますが、「障がい」の度合いが改善・寛解することもあることも知って欲しいと思います。

 

ゲームをしている時はみんな一緒♫


私は「ゲーム音痴」ですが、利用者さんがいつも楽しく遊んでいる「戦闘摂理解析システム コンパス」という携帯ゲームをやってみました!

登場するキャラクターがみんな個性的でとても面白いです(ちなみに私はデルミンというキャラクターが大好きです♡)。




↑めっちゃかわいい~♡

最初は訳も分からず、何となくキャラクターを動かしていましたが、次第にキャラクターに「頑張って勝って欲しい~!!」と思うようになり、楽しくなってきました。

どうしても勝てなくて困って利用者さんに相談すると「ここはこうすればいいですよ~♫」と嬉しそうに教えてくれます。
利用者さんに教えてもらった通りにすると、ちゃんと勝てます!

利用者さんが対戦しているところを見せてもらうと、すばやく指をササっと動かして、キャラクターが画面の中でイキイキと活躍して敵を倒していきます。

「すっご~い!!」
の一言です!!


キャラクターの技のこと、デッキ(カード)のことなど、いっぱい説明してくれます。
「僕、説明するの下手くそなんだけれども・・・」と言いながら、一生懸命に話してくれます。
時々、私が尋ねていなくても、自分から教えてくれます。

ゲームは遊びの一つですが、これも一つの才能だと思うのです。
(やり過ぎて夜更かししてしまうのは困ったものですが💦)

人に自信を持って語れるものがあるというのは素晴らしいと思うのです。
ひとつ自信の持てるものがあれば、そこから他のことにも挑戦できる力が湧いてくるのではないでしょうか?

ゲームを通して、初対面の人と交流が持てるようになったり、友達になったりとプラスの面もあります。



ゲームコースがある時のカラフルの閉校時間は午後3時30分ですが、みんなギリギリまで楽しく活動しています。
ゲームの話が面白くて、家に帰るのが惜しくてカラフルのビルの階段のところで話し込んでいる時もあります。

今まで家にいることが多かった利用者さんが、ゲームを通して友達になった利用者さんと交流するのを楽しみにカラフルに来て元気になって明るい笑顔を見せてくれるのは、私としても嬉しいことです。

私の両親はゲームに対して偏見があり、自分のお年玉であってもゲームを買うことは禁止されていた環境で育ったので、カラフルにゲームコースが出来た時は、「私がお手伝いできることは何も無いな~」と思っていましたが、自分から関心をもって歩み寄ってみると新たな発見ばかりでとても新鮮です。

ある利用者さんは、みんなで出来るような「じゃんけん」を進化させたカードゲームを自作しました。
パソコンでカードをデザインして、プリントアウトしてハサミで切った手作りです。




ゲームで遊ぶことが好きなのも第一ですが、みんながわかりやすいカードのデザインを考える事、楽しくなるルールを考える事が好きなのです。YouTubeで動画をupしたりもして頑張っています。
いつかゲームマーケットに自分の作品を出展できたらいいなぁ~と思っているそうです。

ゲームはコミュニケーションツールの一つであると共に、ゲームをする人をいかにして楽しませるものを作れるか?というクリエイティブな面もあることを実感したこの頃です。

 

まとめ


ゲームを作るのは、何も大手のメーカーだけではなく、カラフルの利用者さんのように障がいがあったとしても、ゲームに対する熱意があれば、私達の想像を上回る素晴らしいゲームを制作することは可能なのです。

「障がいがあるから」と一律に決めつけるのではなく、その人の可能性を信じて見守ること。
それが現代に必要なことではないかと思います。