「面接」は何が大切?

面接って苦手です。



得意な人がいるなら会ってみたいです。

自分の事を売り込むというのは、どうも昔から苦手です。

でも、反対に自分が雇う立場になったら、一般教養のテストで高得点を取れた人がいたとしても、面接をして「どんな人なのかなぁ~」というのは知りたいと思います(勝手ですね(^_^;))。

「この人と一緒に仕事がしたいなぁ~」と思ってもらえるようには、どうすればいいんだろう?

先月9月は、利用者さんと一緒に「面接」について考え、面接の大切さと難しさを実感した日々でした。



合同面接会に向けてのセミナーに参加しました。

ビジネススクールの利用者さんが、金沢市社会福祉協議会さん主催の「就職活動支援セミナー」に参加しました。



このセミナーは、後日、ハローワーク主催の合同面接会があるので、その面接会に向けて、必要なマナーを身に着けたり、面接の練習をして面接に雰囲気に慣れることを目的としています。

セミナーに参加した理由

利用者さんに、「アルバイトではなく、長く勤められる企業に就職したい!」と意欲を持っている方がいることや、将来就職するために知っておいて損なことではないので、みんなで参加してみよう!ということになりました。

セミナー3日間はスーツ着用が必須です。



普段はカジュアルな服装をしている利用者さんが、「ビシッ!」とスーツを着ていると、他の利用者さんから「カッコいい~♡」「すごく似合っているね☆」と言われて嬉しそうでした。

でも当の本人は、しばらくスーツを着ていない間にサイズが合わなくて「ピチピチ」もしくは「ブカブカ」だったり、いつもスニーカーでカラフルに来ているのに黒の革靴を履いてきたので、歩くたびに「痛い~💦」と泣きそうになっている利用者さんもいました(^_^;)

1日目は、自己分析と履歴書の作成と添削をしました。

自分ってどんなことが得意・苦手なんだろう?ということをワークシートを使って考えたり、事前に書いてきた履歴書を講師の方に添削して頂いてアドバイスをもらいました。


 
「文字のトメ・ハネに気を付けたらいいね」、「丁寧に書けているけれども、文字の大きさを読みやすいぐらいの大きさに書くといいね」など色々アドバイスをもらっていました。

私は後ろで様子を見させて頂きましたが、「へぇ~、そうなんだぁ~!!」と今まで知らなかった事もあり、大変勉強になりました。

2日目は面接練習をしました。

面接練習の前に、おじぎの角度や出入りについて講義を受けました。

おじぎや出入りは「慣れ」が必要です。
最初は分からなくて当然なのです。
みんな「これでいいのかな?」と確認しながら練習していました。

講義の後、面接の練習に入りました。
職員の方から、面接についてのチェックポイントを教えてもらいました。

①態度→姿勢、お辞儀、挨拶が出来ているか?
②話し方→質問に対して丁寧に答えているか?
③対話力→対話にズレがないか?質問に見合った話ができているか?
④自己PR→自分の強み、苦手なこと、過去の経験の中での出来事を踏まえての自己紹介かどうか?
⑤志望動機→どんな理由で志望をしたのか?

ポイントを頭に入れて、みんな緊張しながらも、二人の面接官役の職員さんを前にして、面接練習をしました。



質問される内容はある程度みんな想定していましたが、実際に受け答えしてみると言葉が上手く出てこないことが多かったようです。

また、慣れない練習で疲れが出てしまい、途中で休む利用者さんもいましたが、みんな頑張りました。


3日目は企業見学に行きました。

日機装株式会社金沢製作所へ見学に行きました。
とても大きくてキレイな社屋で圧倒されました。

実際に発達障害があって働いている職員さんから、仕事の内容を説明して頂いたり、清掃や作業をしている現場を見せて頂きました。
一生懸命に頑張っている姿を拝見して「カッコいいな~、やってみたいな~」と感じた利用者さんがいました☆



合同面接会に参加しました。

9月下旬に開催された合同面接会に参加しました。
会場には、おどろくほど多くの方が参加されていました。



この面接会では、面接を受けるだけではなく、「この会社って、どんな仕事をしているところなのかなぁ~?」と思っている会社の方から説明を受ける事も出来ます。

利用者さんは、「面接を受ける!」という方、「今日は説明を聞きに行こう~♫」という方、「面接会ってどんな雰囲気なのか見てみたい☆」という方に分かれ、それぞれが目的を持って参加しました。

お話をする時に目を合わせることが苦手な利用者さんがいたのですが、この日のために目を合わせて話す練習をしてきました。



面接が終わった後、ホッとした様子でしたが
「頑張って目を合わせる事をしていたけれども、面接官さんが全然顔を見てくれなかった~(*_*)」と残念そうに話しをしてくれました。

また、「もっとお話をして自分のことを分かって欲しかったなぁ~」という声もありました。

面接はありのままが一番


面接は、時間が限られていたり、当日の自分の体調や、緊張の度合いにもよって左右されてしまいます。


面接官さんは色んな方の面接をしているベテランなので、「どういう人が自社に向いているか?」をよく分かっています。

面接で自分を偽ってたとしても、いずれ分かってしまうものだと思います。

だから、いつもの自分で無理をせず面接に臨むのが一番だと思うのです。

 

面接している姿を見て思ったこと 


利用者さんが、面接練習や自己PRはどうすればいいかな?など話し合ったり、採用する側の立場になって考えて言葉を丁寧にすることに気を付けたりするなど、カラフルでの色々な経験を活かして面接に臨みました。

利用者さんが、社会への新たな一歩を踏み出す姿がキラキラ輝いていてまぶしく感じました。

利用者さんには、自分の得意分野を活かして、伸び伸びと社会で活躍して欲しい思います。
また、企業だけではなく社会全体が障害がある方が働くことに関して理解が深まるといいなと思います。