障害者手帳を持ちたくない方へ

先日、
石川県地場産業振興センターで行われた
障害者就職面接会に
利用者さんが参加しました。

私は初めて同行したのですが、
沢山の企業と参加者に
圧倒されました。

駐車場は停めるところがなかなか見つからず、
会場に入れば、
大きなホールが満席で
私と利用者さんは
後ろで立っていました。

通常の就職活動となると
まず書類選考から始まるのですが、
今回は、
すぐに面接の機会を頂けるという
素晴らしいハローワークさんの企画です。

私たちカラフルから参加した利用者さんは
少し緊張しながらも、
みんな自分の納得のいく面接が
出来たようです。

どの企業の担当者さんも、
参加者の話に
じっくりと耳を傾けていました。
その様子を見ている
私にまで
真剣味が伝わってきました。

 

障害を受け入れるタイミング

ある利用者さんが
面接待ちの時、
「やっぱり障害者枠で応募した方がいいのかな?」
と心配そうに尋ねてきました。

この方は以前、
障害をクローズにして
ハローワークを通して応募したのですが、
書類選考で履歴書が返却されてきました。

応募した会社は、
事前にハローワークの担当者から
「人気があるところですよ」
と聞いていたので、
職務経験があった人が優先されたのだろうと、
気持ちを切り替えて
今回の面接会に参加しました。



確かに、
障害者枠で応募すれば
障害に対する配慮をしてもらえるし、
通院でお休みするとき等
融通もきくし、
クローズで働くよりも
精神的に安心できると思います。

ただ一つ、
この利用者さんに懸念されることがあると言えば、
この利用者さんは
障害者手帳を持っていません
(※障害者枠で雇用には障害者手帳を所有していることが必要)。


学生時代に
自分に障害があるということが分かった時、
障害があるということを認めたくないし、
手帳を使って何かしよう
という事を考えていなかったから
必要は無いと判断したとのこと。

でも今は、
時間が経過して
障害に対する考えが変わり、
今ある障害については
「仕方ないかぁ〜」
と思えるようになり、
「就職するにあたって
手帳が必要ということであれば
作ってもいいかなと思う」
と話していました。

 

時間が解決してくれることもある


思春期から大人の期間に
障害があるということが分かり、
それを受け入れるには
本人が納得して腑に落ちるまで、
どれだけ時間がかかっても
いいのだと思います。

焦っても分かることではないし、
お節介で
周りが教えることでもない
と考えます。
悩んで涙することもあると思いますが、
そういう期間が
必要なのだと思います。

 

私も
「自分って何?」
「何のために生きているんだろう?」
「何で生まれてきたのかな?」
と悩むことがあります。

でも、
そう思う時って、
辛い時や疲れている時です。

楽しい時は、
そういう事に思考が働かない。
マイナス面ばかり考えるようになったら、
とりあえず寝るのが一番。

心と身体を休めることが先決です。

そして、
時間が解決してくれるのだと思います。
時薬は万能です。

 

障害は改善ができる

この利用者さんは、
カラフルを利用開始された時は、
障害の影響で、
気分が落ち込みやすく
不安定で、
欠席されることが多かったです。

でも今は、
朝礼にギリギリセーフな時も多いですが、
授業には間に合うように
来ることができるようになったり、
自宅から徒歩や自転車で来ています。


職業センターで
適性検査を受けてから、
自分の得意分野が分かり、
就職にも意欲的になり、
イキイキと楽しそうです。

この利用者さんを見ていると、
何か楽しみを見つけて
日々を過ごしているうちに、
障害を受け入れることが
出来るのではないか?
と思いました。

自分の障害を
すんなり受け入れることが
出来る人もいますが、
この利用者さんのように
時間が必要な人もいることを
知って欲しいと思います。

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