発達障害と向き合う

カラフルでは月に1回「障害理解」という授業があります。

この授業は、利用者さんが皆の前で自分の障害について話をします。話が終わると、皆からの質問に答えます。

 この授業の目的は、
①自分の障害についての理解を深めること
②皆に自分の障害の特性を理解してもらい、配慮して欲しいことを自分の言葉で伝えることです。

利用者さんの中には、「利用者さんのことを理解したいから、この授業が好き!」という方がいたり、私も利用者さんが自分の障害について一生懸命に調べたり、お話したり、質問に丁寧に答える姿を見て、普段見る事が出来ないキリッとした顔を見る事ができて「すごいな~!」と感動します。

障害を受け入れることとは?

カラフルを卒業された発達障害の方(以下、Xさん)も障害理解で自分の障害を発表された一人です。現在は、自分の特性を理解し、また理解してもらえる会社で元気にお仕事をされています。

ある日、障害理解でお話する予定の利用者さんが欠席され、「誰か代わりに話をしてくれないかな~」と考えていた時に、カラフルに来られて間もないXさんに頼んだことがあります。「突然のことだし、断られるかな?」とダメ元でお願いしたところ、Xさんは「いいですよ」と即答されました。

Xさんは、小さいメモ用紙に要点を書いただけで、皆の前で立て板に水のようにお話されて、皆からの質問にも丁寧に答えていました。

私は「本当に障害があるのかな?」と思いましたが、Xさんはこれまでに多くの生きづらい場面を経験し、自分で色々と工夫をしていました。

前職で勤務していた頃に、医師の診断を受け、自分に障害があると分かった時、すんなり受け入れることが出来たとお話されました。

私はある研修で、大人になってから発達障害の診断を受けるには慎重にならなければならないという話を聴きました。子供のころに診断がなされる場合と違い、大人になってからの診断では本人がショックを受け、障害を受け入れることが困難であることが多いそうです。

自分で考えて、生きづらさを軽減する

Xさんは、前職を退職された後にカラフルに来られました。授業や利用者さんとの関わりの中で、自分の振り返りをして、疑問に思ったことは相談して気づいていくことを大切にされていました。

障害だから仕方がない、自分は悪くない、周りが自分を分かってくれないと思わずに、自分の障害と真摯に向き合って、どうやったら自分が生きづらくなくなるのか?周りも自分とスムーズに関わることができるのか?と考えていたのかなと思います。

自分の障害と向き合うこととは?

何事においても言えることですが、人から言われて物事に取り組むのと、自分から進んで取り組むのとでは、例え結果が同じであったとしても、自分の中で納得や達成感があるのは後者だと思います。

障害と向き合うことは、自分との戦いだと思います。何故自分に障害があるのか?と認めたくないこともあるでしょう。

でも、自分を諦めずに前向きに障害を捉えることで生きやすくなることをXさんから教えてもらいました。

Xさんはまだ若いので伸びしろがたくさんあります。今後どんな成長をされるのか楽しみです。

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