「カラフルカフェ」って何ですか?
ビジネススクールで毎月「カラフルカフェ」を開催しています。
「カラフルカフェ」は、親御さん同士で日頃思っていることについて話し合いをしたり、福祉関連機関の方からアドバイスをもらったりすることで、抱えている不安や悩みを前向きに捉えて、子どもさんと共に明るく歩んでいただける助けになればとの思いで作った会です。
参加費はお一人様300円です。
カラフルの利用者さんの親御さんは不要です。
日程はフェイスブック等でご確認頂けると有り難いです。
私が参加させていただいて感じたこと
「カラフルカフェ」は、先月6月に第5回目を迎えました。
私は土曜日に予定が入ることが多くて、日程が合わず、なかなかお手伝いが出来なかったのですが、やっと参加することが出来ました。
前回参加された職員さんに「カラフルカフェ」の様子を尋ねたところ、「スクール長が皆さんのお話を聞いているうちに感動したり、共感して涙をしてしまうので、びっくりするよ☆」とのこと。
私は最近になって涙もろくなったので、皆さんの前で「ぐすぐす」と涙してしまうのかな?と少し心配してしまいましたが、今回は笑いあり、少し涙する場面もありましたが、何とか大丈夫でした(^^;)
今回は、以前にカラフルの職業人講話でお話に来ていただいた石川県議の長田哲也さんとカラフルの卒業生さんをゲストにお招きして開かれました。
最初はゲストの方々にお話して頂き、後は座談会方式でお話をしたり、利用者さんのお母様方には個別でカラフルでの普段の様子をお伝えし、またお母様からご家庭での様子をお話して頂きました。
開始時間になって、「どんな感じになるのかな~?」とドキドキしながら参加しましたが、実際、お母様方や関係機関の方が自然とワイワイとお話されている姿を見て「ホッ」と安心しました。
「うちもそうなのよ~」とお母様方がお話されていて、色々と自分で考えているよりも、お話することで楽になる事を実感しました。
お母さんが元気になった理由
私は利用者さんのお母様とお話させていただいて、カラフルの中とは違う利用者さんの姿を知る事が出来て、今後の支援のあり方について考えるいい機会になりました。
その中で、ある利用者さんのお母様とお話した時、とても考えさせられることがありました。
お母様より、息子さんはカラフルに来られてから、毎日の生活にメリハリが出来て、趣味を楽しんだり、健康管理に気を使ったりするようになり、とても元気になってきて嬉しいとの事。
私からは、息子さんのカラフルでの様子や最近考えられている将来の夢についてお話させて頂きました。
将来のことについてお母様は知らなかったようで、驚いていましたが、そういう夢があることを知って感心されていました。
どうしたら「認めてもらえた」と実感できる?
お母様より、息子さんにすごく頑張って成長している事、自分がとてもそれを喜んでいる事を伝えたいけれども、「どうやったら、息子は自分が認められたと感じることができるのでしょうか?」との事。
家族が「今の自分を喜んでいる(^^)/」と息子さんが実感するには、どう接したり、声かけしたらいいのだろうか?
変に褒めたり、ちやほやすると「何でこんなことするの?」「あやしい!何か裏があるに違いない!」と逆効果になるかもしれません。
お母様と一緒に考えましたがなかなか答えが見つからず、ゲストさんに助け舟を求めました。
3人で話をしているうちに「否定されないことだと思う」という結論に至りました。
自分が行動している事、考えている事に対して、否定をされると自分に自信が無くなるし、無気力になったり、誰を信じて良いのか分からなくて人間不信になってしまうかもしれません。
自分のことを否定しないで、一緒に考えてくれたり、楽しんでくれたり、応援してくれると生きやすくなると思います。
この利用者さんの場合だと、思い描いている夢について「何を考えているの?現実を見なさい!」「無理に決まっているでしょう?」と否定せず、「面白そうね♪私も一緒に考えてもいい?」と言葉かけしてくれると楽しくなると思います。
まず、利用者さんは親御さんとの会話が少ない方が多いので、お互いに「何を考えているのか分からない」と感じていらっしゃるようですので、親御さんには、毎日何かしらの「前向きな声かけ」をして頂けたら嬉しいです。
「前向きな声かけ」とは、否定の言葉で始まらない、その言葉を聞いて「ほんわか温かくなる」ような言葉をかけることを心掛けることで、お互いに気分が楽になると思います。
否定的な事は、言う方も言われる方もネガティブな方向にしか気持ちが行きません。
最初はお互いに気恥ずかしかったり、ぎこちない感じになると思いますが、「最近楽しそうね♪何かあった?」と聞いてみて、「べつに…」と返されても、毎日少しでも何かしら声かけをしてコミュニケーションをとって頂きたいなと思います。
声かけをするという事は、「存在」を認めている、「あなたのことを気に掛けていますよ」ということの一つだと思うのです。
一緒にコーヒーでも飲みながら雑談をしたりして、日々変化している利用者さんのことを知って欲しいなと思います。
参加してみたいと思われた方へ
参加してみたいなと思われた方は、事前にお問合せをお願いします。
定員がありますので、定員に達した場合は次回に参加して頂くことになることもあります。
また、駐車場は数に限りがありますので、公共の交通機関の利用やコインパーキングの利用をお願いすることもありますのでご了承下さい。