「嫌い!」
と言っていたのに、
よく話をしてみると、
「好き」になっていたり。
「好き」と言っていたのに、
ちょっとした切っ掛けで、
「嫌い!」になる。
どうしてなのか分かりませんが、
ある利用者さんは、
いつも「嫌いな人」を作ってしまいます。
カラフルを卒業した後、同じ状況になった時に
自分で対処する方法を知っておかないと困ることになります。
「好きな人」については、特段何も言わないのですが、
「嫌いな人」については、スタッフに
「あの人が苦手です」
とこっそり伝えてきます。
「私はあの人が嫌だから配慮してね」と
暗に示唆してきます。
何も危害を加えていないのに
「嫌だ!」という理由だけです。
こちらとしては、
「みんな仲良くして欲しい」
と願っているのですが、なかなか上手い事いかないものです。
自分はどうなのかな?
「好き」・「嫌い」を言う以前に
「自分はどう思われているのかなぁ~?」
と考える事が出来ると、いいなぁと私は思います。
「自分は、人から嫌われる行為をしていないだろうか?」、
「思いやりをもって人に接しているだろうか?」
と考えながら行動をすれば、「好き」だの「嫌い」だの
考える事無く、みんなと仲良くできると思います。
「かまってちゃん」になってない?
自分が大好きで、自分を中心に考えていると、
周りが見えなくなってしまいます。
「いつも自分を見て欲しい」、「気にかけてほしい」という
「かまってちゃん」
になると、周りの人は遠ざかっていくと思います。
「私はあの人が嫌いだけど、
みんなは私の事を嫌いにならないでね」
というのは、独りよがりの考えです。
みんな出来る事なら、
自分のことを気に掛けて欲しいし、
心配して欲しいです。
でも、自分でコントロールをしているのです。
甘えてもOKな人には、うんと甘えてもいいと思います。
その関係性を作るには、
自分で築き上げるしかありません。
好き・嫌いはどこにでもある
社会に出ても、自分に合わない人は必ずいます。
全ての人と仲良くなることは、おそらく不可能です。
合わない人に対して、あからさまに
「自分はあなたが嫌いですよ」
と言ったり、態度で示すのはフェアではありません。
もし、自分がそういう言葉を言われたら、
どう思いますか?
自分で対策を考えてみよう!
合わない人に対しての自分の対策は、
自分で考えるしかないと思います。
本やネットで情報を得たり、
人に尋ねたりして、自分に合った方法を見つけて、
実践して、試行錯誤を重ねて自分で分かっていくしかないです。
私もこればかりは、苦労をします。
人って、色んな人がいるので、パターン化することは出来ません。
その人、その人に対しての対処方法を考えないといけないので、難しいです。
ただ、私がこれまで経験して思う事は、
最初は「苦手だなぁ~」と思っても、
付き合っていくうちに、
「あれ?こんないいところもあるんだ!」
と気付いたり、
「厳しいことを言うけれど、心配してくれてるんだなぁ~。有り難いなぁ。」
と良い面が分かる事もあれば、
「優しいなと思っていたのに、本当は冷たい人なんだ」
と思うこともあります。
第一印象は大切ですが、良くも悪くも変わっていくことが多々あります。
訳もなく「ムカッ」とくるなど、生理的に合わない人もいると思いますが…
私は、人間は地球上の生物の一つだと考えるようにしています。
動物園や水族館にいるイメージで、
「こういう動物もいるのかぁ~」
「へぇ~面白いなぁ~」
と思うようにしています。
私も日々勉強です。